非接触給電の原理についてまとめ。~ワイヤレス給電が描く未来とは~
こんにちは、JOYです。
最近、非接触給電(ワイヤレス給電)について調べる機会がありました。
本日発売のiphone Xにも搭載されていて、今注目を集めています。
非接触給電を調べれば調べるほど、その将来性に高い期待を持たざるをえません。
そこで今回は、私のような素人でも分かるように、非接触給電の原理についてまとめてみました。
呼び名について
「非接触給電」「ワイヤレス給電」「非接触電力伝送」などいくつか呼び名があります。
今回は「非接触給電」で統一して呼ばせていただきます。
①電磁誘導方式
一つ目は電磁誘導方式です。
非接触給電の方式の中で最も一般的な方式です。
送電側と受電側にコイルを設置し、送電側に電気を流すことにより電位差が生まれ、受電側のコイルに電気が生まれます。
これは中学生(?)の頃に習った電磁誘導(ファラデーの法則)を利用したもので、比較的簡単な原理が用いられています。
メリットは簡単に作れることで、デメリットは伝送距離の短さと位置精度の悪さです。
みなさんお馴染み、Suicaなどのタッチ式ICカードは、この方式(もしくはこの方式の延長線上)を用いてできています。前述のiphoneの方式もそうです。
②電波受信方式
2つ目は電波受信方式です。
送電側から電気を電波(あるいはマイクロ波)に変換して送信します。受電側は受け取った電波を整流回路を介して、電気に変換し使用します。
伝送距離が長いのが特徴ですが、送電効率が高くないのがデメリットです。
③磁界共振方式
①の電磁誘導方式の改良型で、コイルが共振する際に磁界が共振する現象(調相現象)を利用した方式です。
電磁誘導方式より伝送距離を長くとれるというメリットがあり、最近流行りのEV(電気自動車)の充電用として開発が進められているそうです。
各方式のメリットとデメリットを星取表にまとめました。
各方式一長一短です。今後のどの方式がシェアを拡げていくのか楽しみです。
まとめ
以上、非接触給電の原理まとめでした。
先ほどEVの話もでましたが、今後より一層、この非接触給電の需要が高まっていくことは必然だと考えられます。
タッチ式ICカードがあっという間に世間に認知されたのと同じように、数年後には非接触給電が当たり前の世の中が訪れていることでしょう。
特にスマホは間違いないでしょう。
今後非接触給電の拡大で、一番儲ける企業はどこなんでしょうね。
今から株を仕込んでおかなくては。。。
ではでは。よい連休を!
過去記事です。
未来の働き方についてです。若い方にぜひ読んでいただきたい。
こちらも仕事に関する考え方のお話です。