トヨタ自動車の新人事制度にみる未来の働き方
おはようございます、JOYです。
先日、トヨタ自動車の新人事制度に関するニュースが話題になりました。
内容は12月から希望者に、残業代を毎月一律17万円支給するという内容です(入社10年以上の主任職以上が対象)。
トヨタ自動車が新人事制度導入へ (CBCテレビ) - Yahoo!ニュース
このニュースを見て、うらやましいなぁと思った方も多いのではないでしょうか。
私も思いました(笑)
今日は、このトヨタの人事制度が示す、未来の働き方について考えてみたいと思います。
新人事制度導入の狙いは”高生産性”
トヨタ自動車はこの新しい人事制度をどのような目的で導入したのでしょうか。
もしあなたが明日から、残業を1時間しても45時間しても毎月17万円固定でもらえるとなったらどうでしょうか。
当然、多く働いても少なく働いても残業代は変わらないので、早く帰ろうと思いますよね。それが普通です。
ただ、やることは昨日までと同じで、今以上の成果を出さないといけません。
(昨日まではある程度残業していた体でお願いします)
そうなると、昨日までと同じ働き方をしていても残業時間は減りません。
そこであなたは、いかに早く効率よく仕事をこなせるか考え、仕事のやり方を工夫するようになります。
これが生産性の向上です。
トヨタ自動車が狙う所もまさにここにあると思われます。
そして今後、世の中の他の会社もこの高い生産性を求める働き方が増えてくると予想されます。
まさに未来の働き方と言えます。
未来の働き方に必要な能力こそ”考える力”
これから仕事を続けていく人たちは、この未来の働き方に適用していかないといけないわけです。
ではこの未来の働き方に必要な能力とはどのような能力になるでしょうか。
当然今までのやり方を大胆に変えていく必要があります。
しかし、思いつくままやりたいことをやっていても、時間ばかりかかって結果が全くでない(効率が上がらない)ことも大いにありえます。
そこで必要なのが”考える力”です。
どうすれば効率よく仕事を減らすができるか、しっかり自分の頭で考えて行動していく力が今まで以上に求められるのです。
考える力というと、なんだか地頭のいい人が有利なように感じてしまいますが、これは意識するかどうかの問題だと思います。
常に生産性を上げる方法はないかと、アンテナを張っていることがなによりも大切です。
以前、このブログでも紹介したのですが、ちきりんさんというブロガーさんが生産性を上げることの大切さを本に書いています。下記の記事も参考にしてみて下さい。
ちきりんさんの本を読むと仕事観が変わると思いますよ。
まとめ
以上、トヨタ自動車の新人事制度から未来の働き方を考えてみました。
生産性の高い働き方をしっかりと身につけ、この激動の世の中をうまく乗り越えていきたいですね。
また、この未来の働き方を導入する本当の目的は、人生を豊かにすることだと思います。
仕事を早く終えて、自分の自由な時間を増やし、趣味や家族の為に時間を使う。
自分の時間を有意義なものにすることで、より人生を豊かなものにしていく。
働いている人が皆そんな働き方ができれば、きっとより良い世の中になれる気がします。
ではでは。
過去記事です。
再びになりますが、ちきりんさんの名著紹介です。
私が考える仕事論を少し語らせていただきました。若い方にみていただければ。